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表紙

『技術が拓く未来 和歌山精化工業株式会社50年史』

お客様と従業員、地域の方々への感謝を形にするつもりで制作しました。社員教育の教材にも活用し、今年からの昇格試験には社史の問題も出しています。

A4判212ページ、上製本 2005年5月発行

和歌山精化工業株式会社 取締役管理部門長 高井庸次 様

25年史に続いて2度目の社史発刊ですね。

25年史は社内で編集したもので、写真や年表をまとめた資料集的なものでした。ですから、専門の編集者やライターを使って、ストーリー性をもたせた文章主体の通史を作ったのは、今回が初めてです。

先に25年史をまとめておられたメリットはありましたか?

25年史自体が記録になっていますし、その編纂のために集めた当時の資料や記録がまとまって保管されていたことが第一ですね。すでに故人も少なくなく、記憶も薄れてきている時代のことですから、これは大変助かりました。

近25年については、資料は保管されていましたか?

当社は記録の保管は比較的よいほうだと思いますが、どちらかといえば山積み方式で体系的に整理されていなかったので、年代の特定などで苦労したものもありました。それと、近年はムリ・ムラ・ムダをなくすという傾向で、それ自体はよいのですが、その余波を受けて、「あったはずの資料がない」などという思わぬ廃棄もありまして、それが残念です。

50年史の発刊の目的としては、どのような点に重点を置かれましたか?

完成社史

記録の継承ともうひとつ、これまでお世話になった方々への感謝です。本社の玄関近くに、創業者(現会長)の思いを込めた「感謝の碑」があります。これは「お客様に対して 従業員に対して 地域の皆様に対して 感謝の気持ちを込めて“ありがとうございます”」という意味ですが、50年史でこれを具体的な形として表したかったのです。

なるほど、社史全体が社是の碑で始まり、感謝の碑で締めくくる体裁になっていますね。

はい、あれは編纂意図を象徴した意図的なビジュアライズです。

通史を会社設立や創業者の生い立ちからではなく、化学工業自体の成立過程や、それが地元・和歌山に集積した経緯から説き起こしていらっしゃいますね。

完成社史

発刊目的からもおわかりのように、配布先にはお客様やOB、従業員ばかりではなく、地元の学校など地域コミュニティも、また、物故従業員の家族の方々も含まれていましたので、業界関係者ばかりでなく、一般の方々が読んでもわかるような編纂を心がけました。

座談会は社長と若手社員による未来編と、ベテラン社員による懐旧編の2本立てですね。

完成社史

未来編は当初の企画通りですが、懐旧編は後から追加しました。社史本文ではフォローできないヒューマンなエピソードをOBの方々に依頼して寄稿してもらいましたが、会社の発展を語る上で欠かせない物故者についてもそういうエピソードを記録しておきたくて、その方々の在りし日を知る社員で座談会を開催したわけです。

発刊のどれくらい前に計画され、どのような編纂体制で臨まれましたか?

完成社史

発刊の約1年半前にトップダウンで編纂の指示があり、計画がスタートしました。体制としては私と総務課長が事務局を担当し、写真の収集やチェックでは専務にお手伝いいただきました。原稿チェックも主にこの3人で行いましたが、技術に関する事実関係や専門用語は研究開発部門の責任者にチェックしてもらっています。会長、社長チェックは、途中経過を専務に見ていただいていましたので、レイアウトが落ち着いて全体の形がほぼ整った段階でお願いしました。

発刊後の反応はいかがですか?

完成社史

周年記念式典のときに配ったのですが、雰囲気を盛り上げる効果は確かにありました。その後は社員教育の教材にも使っています。特に昇格試験では会社の歴史の理解を必須項目にして、社史から問題を出すようにしました。今後も続けて行こうと思っています。

それは素晴らしい活用法ですね。ありがとうございました。

■和歌山精化工業株式会社 プロフィール

和歌山県の和歌山市、海南市に三つの生産拠点を擁する化学品の素材・中間体メーカーです。

http://www.waseika.com/

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