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表紙


『東京都民銀行60周年記念誌』

A4判 並製 164頁 2012年3月発行


東京とともに歩んできた歴史を、読みやすく、親しみやすい記念誌にまとめました。

株式会社東京都民銀行

参与 経営企画部 広報室長 刈田 隆志 様、
営業推進部 主任調査役 吉野 智子 様

制作を決定されたのは、発刊のどのくらい前のことですか?

完成社史

(刈田様)記念誌を制作したいという話は、行内で2年ほど前からありました。

当行では、これまでに10年史、20年史、30年史を発行していますが、バブル崩壊後、金融界を取り巻く環境は激しく変化し、激動の時代が続きました。当行も金融業界の変化に対応することに忙しく、社史をまとめることはしませんでした。

今回60周年を迎えるにあたり、ようやく30年ぶりに社史をまとめようという気運が高まってきたんです。

行内では、どのような制作体制で臨まれましたか?

完成社史

(刈田様)他行でも50年史や60年史や100年史の編纂をしていました。すると、編纂を担当された方々は皆、口をそろえて「大変だった」と言うんです。

これは、きちんとした体制がなければ話にならないと感じたのです。そこで、少なくとも専任担当者を1人つけてほしいと頭取に申し上げました。

すると、専任担当者(吉野様)が配属されてしまったんですね(笑)。これはもうやるしかないと思いました。

企画で特に重視されたのはどういった点ですか?

完成社史

(吉野様)私が担当に任命されたときには、以下の方針が決まっていました。

1.読みやすいもの、

2.ボリュームが大き過ぎないもの、

3.費用を抑えたものという、

いわゆる“今風なもの”です。私自身、社歴が浅く、歴史書などにもあまり関心のない人間なので、当初は担当として不向きではないかと悩んでいたのですが、そういう者でも読みたくなるようなものにすればよいのではと、上司にうまく切り返されました(笑)。

実際の編纂の中では、章扉に世相を表す写真を入れることで、読者の方にとって、ご自身と、世の中と、会社の歴史が重なりやすいように工夫しました。また、関心のあるところだけを読んでも分かりやすいように、本文をトピックス形式で構成しました。

編纂を進める中で、思い出深い出来事を教えてください。

完成社史

(吉野様)20年史を担当された方が20年史に使用した資料や物品は、一つにまとめて保存されていました。ただ、近年の写真、ポスターやグッズなどが全然残っていないんです。

そのため、昔から移転などしていない支店の倉庫へ行って、エプロンをつけて、ホコリまみれになりながら黙々と資料をあさりました。これがすごく孤独な作業で…(笑)。
でも、貴重な資料や写真が見つかって、本当にやってよかったですね。

また原稿を取りまとめる過程で特に役立ったのは行内報です。近年は年2~3回の発行ですが、昔は毎月出していましたから本当に詳細なことまで書かれていて、非常に役に立ちましたね。「継続は力なり」です。

 

記念誌の制作をご経験されて、どのような感想を持たれましたか?

完成社史

(刈田様)有名な言葉で、当行のOBによく聞かされた言葉があります。「亡国の理由は三つある。

一つは夢(理想)を忘れること、一つは志を忘れること、一つは歴史を忘れることだ」と。

これは企業にも通じることなんですよね。
一定のサイクルで社史をまとめると、行員にも一定のサイクルで歴史を意識してもらうことができます。

今回は30年ぶりの記念誌となりましたが、30年というのはぎりぎりのタイミングでした。あと10年たっていたら、30年前のことが分かる行員はいなくなっていたでしょうから。

 


記念誌が出来上がり、反響はいかがでしたか?

完成社史

(吉野様)支店では直接お客様へお渡ししたのですが、その場でページをめくっていただけて、思い出話に花が咲き、ずいぶんと時間がたってしまうこともあるそうです(笑)。
こちらの狙い通り、皆様にページをめくっていただける記念誌になったと思います。

また、国会図書館にも寄贈しました。国会図書館に寄贈すると、半永久的に残りますから。すると、国会図書館のOPACで調べたという図書館や大学の研究室等の方々から何件もお問い合わせをいただきました。


これから社史・記念誌を制作される方々にアドバイスがありましたら、お願いいたします。

完成社史

(吉野様)今回、日々の情報等の蓄積がいかに大切かということを痛感しましたので、これまで資料を残す文化がなかった企業様であっても、今日、これからでも資料や物品の保存管理を始められた方が良いと思います。

私たちも資料や歴史を体系的に保管することの重要性を再認識し、その後、行内で資料や物品を定期的に収集・保存管理する体制をつくりました。

また、社史や記念誌の編纂に携わるご担当者の方は、費用や期間に無理があったとしても、会社が、そして自分がどんなものをつくりたいのか、妥協せずにできる限りのことをした方が良いです。

出版文化社の皆さんには無理も申しましたが、今回このような記念誌に仕上げることができて、本当によかったと思います。


お忙しいところありがとうございました。

■株式会社東京都民銀行 プロフィール
東京都民銀行は、中小企業の発展と個人のしあわせのために、皆さまとともに歩んでまいります。 ビジネスチャンスが豊富な都市、東京。 知恵や力を出し合い、チャンスを活かしながら日々頑張っている人たち。東京都民銀行は、そんな頑張る人たちを応援し、一緒に頑張る銀行です。お客さまとのコミュニケーションを大切にし、 頑張る人たち一人ひとりにあわせた最高の金融サービスをお届けします。

http://www.tominbank.co.jp/

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