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表紙

朝日放送株式会社

全社的な支援体制のおかげで、予定通りに完成

朝日放送株式会社 総務局専任局長兼社史編修室長 岩本 靖夫 様

50周年を一つの区切りとして会社の歴史をきちんとまとめよう、また「読みやすくて面白い内容のもので、資料としての価値もあるものを作ろう」という方針で、4年前にスタートしました。

まず、基礎的なデータを集めようということでOBや社員全員にアンケートを配布し、どんな資料を持っているか調べることにしました。ところが、皆さんへのPR不足等や、「まだたっぷりと時間はある」といった私の甘さから、回収率は半分ほどでした。さっそく社の年表づくりから作業を始めましたが、資料を集め始めたらキリがない…ということに気付いたときは2年が経過しており、少しばかりあわてました。民放では当社がいちばん早い設立社の一つですから、参考になるような他社の社史も少なく試行錯誤の連続でしたが、それは個人的にはいろいろなことがわかって楽しい作業でした。

15局に散逸した資料類を収集・分類するのはたいへんなことで、そのときに痛感したのが「社内の支援体制」の重要さです。当社では、各局の局次長クラスを主体に刊行部会員が決められ、編集が進むにつれてその機能の有り難みがわかってきました。 『朝日放送の50年』ということで本史・資料編・番組表の3分冊として、索引まで付けたものですからデータ量が膨大でその内容確認作業はたいへんでした。そのときに、それぞれの事項に詳しい人を紹介するなどして労を惜しまず頑張ってくれたのが、各局の方たちです。

そのために、校正段階では死ぬ思いをしましたが、そのときも社員の協力に大いに助けられました。例えば、夜半に届いたゲラ刷りを校正するにもたいていの人は仕事を終えています。その時に残っている人たちが、内容を知っている方の自宅に電話してくれたり、追い込みの無理を聞いてくれたりしました。

発行予定だけは絶対に守ろうと思っていましたから、最後の半年は戦争状態で関係者の方々には随分と無理を申し上げましたが、皆さんのご協力で好評の50年史ができたと心から感謝しております。

ありがとうございました

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