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表紙

『History of S foods 1967-2007  エスフーズ株式会社 40年史』

トップページに40年史のダイジェストを配置し、使いやすさ・分かりやすさを意識する

A4判 136ページ、上製本 2007年5月発行

エスフーズ株式会社 東京支店長 旦 有孝様

会社として社史発行の決定をしたのは、発刊予定日のどのくらい前でしょうか?

だいたい1年2ヶ月くらい前です。正確には、創立35年時に社史制作を企画しましたが、当時、BSE問題が起こり、当社に大きな影響を与えました。残念ながら35年史は中止になりましたが、その時、前任者がすでに資料の整理を始めていたので、今回はその続きからの作業となりました。

今回は上製本を選ばれましたが、その理由についてお教えください。

創業者の半生を記録に残すという意味もあり、やはり今回は重厚なイメージを保持したかったからです。内容は社員にわかりやすいように、デザインに工夫をしていますが、表紙を上製本にすることで、本としての重みを意識しました。

デザインの工夫としてはどのようなことがありますか。

完成社史

特に口絵の部分で工夫をしました。40年の歴史を数ページにまとめた「ダイジェストページ・History of Dynamic growth」や、牛のイラストを用いた部位の説明のページも作りました。口絵の部分を読めば、簡潔な内容ながら全体が説明できる、ということを目指しました。これまでの会社案内などの紹介もカラーで行い、多くの社員が知らなかった昔の写真などを配置し、ビジュアルとして歴史を表現できたと思います。

ダイジェストページはどういった経緯で企画されましたか?

完成社史

これに関しては創業者であり、現・会長である森島からの指示です。社史はともすれば、詳しい内容を盛り込むために、全体がわかりにくくなることがあります。ダイジェストページを配置することで、全体像がすぐに掴めるだろうというアイディアです。大きく写真を配置し、文章はやや少なめにすることで、パッと見て雰囲気がわかるページになっています。これはなかなか好評で、その後の40周年記念式典では、このダイジェストページを基にスライドムービーを作成し上映しました。

東京にお勤めされながら大阪の会社への制作指示となりましたが、このあたりの状況についてお教えください。

完成社史

私が東京の支店長をつとめております関係と、本社が西宮にありますので、指示は私が出し、資料などの実務は西宮の総務部長が担当しました。また制作会社である出版文化社さんは東京と大阪に事務所があると聞いていましたが、本社に近い方が良かろうということから大阪の部門にて作業をお願いいたしました。私は東京から電話やメール等で各々に指示を出し、原稿なども確認いたしました。現在ではデジタル技術の進歩により、データのやり取りで確認できることが多く、そのあたりに関しては不自由を感じることはほとんどありませんでした。また本社での会議などが定期的にあり、その際には大阪の出版文化社さんの事務所へ寄るなどし、お互いに遅延がないように工夫をいたしました。

社史制作で最も御苦労なさった点をお教えください。

私が入社する前の事柄の検証です。記憶にない部分を記録として残していく作業は、なかなか大変な作業でした。その部分は創業者のインタビューや保存されている記録などから再現し、また私自身が持つ知識と照らし合わせて完成させていきました。写真などもなかなか見つからず、いろんな方にご相談しようやく集まったという感じです。特に古い写真に関しては、残っているものの数も少なく、その中からテーマに合った写真を選ぶということは大変な作業でした。中には年代の特定が難しいものもあり、確認作業も慎重に行う必要がありました。

当初考えておられた社史と完成したものと、どのような差がありますか?

概ね考えていたものと同じです。事前に大まかな内容に関する打ち合わせを重ねましたので、大きな差はなく完成させることができました。このあたりはイメージのやり取りを何度も繰り返すことで、仕上がりでのズレを防ぐことが肝要です。コミュニケーションを重ねることで、大きなズレを無くし、細かい部分に関しても気長に丁寧に修正していくように心掛けました。

通常業務と社史制作を両立させるためにおいて、どのような工夫をされましたか?

完成社史

発刊前の半年前あたりから制作に係わる時間が増えましたが、社内では社史制作を第一優先業務とされていたので大きな支障はありませんでした。腰を据えて社史制作に取り組むには、やはり会社としての協力が必要不可欠です。また資料を集めるに際しても、孤立奮闘していたのでは、社史は完成しないでしょう。取材の段取りにしても、全体像を把握するようにして、早めにスケジュールを抑えるようにしました。

以上のほかに、制作にあたって、特に苦労されたことはなんでしょうか?

創業者の意向をきちんと反映できているかという点がまず一つ。やはり私の入社前の出来事ですので、細かい点を確認する手段が難しく思われました。また近年、他社との企業統合を経ていますので相手側の記述をどこまで掲載するかという点に関しては、配慮を要しました。他にも、校がかさむとどうしても、修正の履歴が複雑になるので、このあたりの管理は入念に行いました。

配布先と、配布後の反響についてお聞かせ下さい。

タイムリーに40周年記念行事も挙行できたので、来賓全員へ配りました。社員全員及びグループ会社役員へも配りました。その他、記念行事に出席されなかった取引先関係へも配っております。概ね好評であるとの声を聞いています。

これから社史を制作される方々にアドバイスがありましたら、お願いいたします。

社外の人が読んでみようと思える見栄えのものが肝要です。また、ストーリー性の高いものがよいですね。その他、今後入社してくる社員に入社前に短時間で読ませることができるような「ダイジェスト版」を今回作りましたが、これに関してはかなり役に立っています。社史制作において細かい工夫は数多くあるでしょうが、大事なのは会社の歴史を後世に伝えるという使命感を持って取り組むことかと思います。

どうもありがとうございました

■エスフーズ株式会社 プロフィール

米国や豪州などでは食に未利用であった貴重な動物たんぱく源である畜産副産物(バラエティーミート)を加工し、日本に「焼肉文化」を広めました。その最たるものが「こてっちゃん」です。近年、国産牛肉の有力企業との経営統合を行い「バラエティーミート世界一、食肉日本一」を目指す一部上場企業です。

http://www.sfoods.co.jp/

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