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長野計器株式会社

肩の力を抜いてやりましょう

長野計器株式会社 営業企画本部営業企画部 営業管理課 主任 池田 吾朗 様

設立50周年記念事業の一環として社史を作ることになり、「社史の編纂は総務の仕事」ということで、総務部に編纂委員会が設置されました。そこで総務部長を委員長に、総務に15年勤務していた私と、監査役2人を顧問にして編纂室が発足しました。

お互い、日常の仕事を抱えてのことで、定例の委員会を開催するのに思うに任せない状況でしたが、「自分がやらなきゃことは進まない」と腹をくくりました。

いちばん注意したのは、いかにスケジュールどおりに作業を進めるかということです。委員会への出席が思うにまかせなかった部長には、進捗状況を文書や口頭で逐一報告して判断を仰ぎました。また、社長の決裁が必要と思われることについては草稿を起案し、部長と相談しながら進めました。何か問題があるたびに「いつまでに結論を出していただかないと、予定どおりには進みませんよ」「この取材は、いつまでに決めてください」などと私が言うものですから、部長からは「そう脅かすなよ」と言われたものです。実際、当時の私は毎日が決死の覚悟で、いつ滑るかわからない氷の上にのっかっているようなものでした。

原稿の作成にあたっては、設立以来の事業報告書、社内報、平成4年ころまでのレポート、それにOB社員へのインタビューを中心としました。ところが資料に記載されていることやOBの談話でも、いつのことか、なぜそうなったかということを詳しく調べていくと矛盾点が出てきます。そういったことの確認に予想以上に手間取りましたが、最終的には「不確かなことは載せない」という基準でふるいにかけました。

一次原稿ができてからは、それを片時も離さずに持ち歩き、読み返すたびにわき起こる疑問をつぶしていく日々でした。いわば、毎日毎日が心の葛藤続きで、ノイローゼ一歩手前のような状態でした。そんなときに役立ったのが、出版社の方のアドバイスです。第三者として冷静に、「このマークの由来は」「この記述は不自然では」「ここは説明不足では……」といったような指摘が、つい固定観念にとらわれがちな私の頭を冷静にしてくれました。

正味2年の編纂期間でしたが、最後の1カ月はそれこそ胃の痛みに耐えかねた日々です。そこで思ったのが、「プロの編集者の力を借りて、恐れずにやろう」といういい意味での開き直りでした。それ以来、胃の痛みは消えました。これから担当される方も、「肩の力を抜いて」楽しみながらやってください。また、校正には細心の注意と「まだまだ」という粘りが必要です。そこで得るものは、実に大ですから……。

ありがとうございました

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