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表紙

『アネスト岩田株式会社 80年史』

総務中心の少人数のプロジェクトで編纂。
経営トップとの意思疎通もスムーズでした。

A4判104ページ、並製本 2005年11月発行

アネスト岩田株式会社 経営管理部 総務グループ マネージャー 今泉 仁 様
主事 加藤 一夫 様

社史制作を決定されたのは、発刊のどのくらい前でしたか?

経営トップから社史を作るからプランを立案するようにという話が降りてきたのが、発刊の1年と少し前でした。

どういう体制で臨まれましたか?

前回の50年史の議事録をひもとくと、当時の総務部門が事務局になって、編纂委員会という全社横断的な組織を作って大々的にやっ ている。しかし、今回はそれほど人員を割く余裕がないので、総務が中心になって少人数でやる方法を立案しなさいということでした。

そこで、プロジェクトチーム方式を立案しました。総務3人に、責任者として総務担当役員が付き、これにOB――といっても、前社長ですが、この方が顧問 格で加わってくださいました。

企画立案にあたって、経営トップから内容へのご指示はあったんですか?

完成社史

50年史が文章中心の、箱入り・上製本というヘビーデューティな社史だったもので、今回は「写真が豊富で、読みやすい社史に」と いう要望がありました。それで制作会社さんとも相談して、いろいろな見本を拝見して、サイズはA4判、ソフトカバーでビジュアル中心という企画を立てました。

確かに、古い時代のものも含めて写真の豊富な社史に仕上がっていますね。

いや、それが大変だったんですよ。実は6年前に本社を移動した際に、大量に資料を捨てたという話がありまして、いざ探してみると案の定、ほとんどない。それでも一所懸命探したら、ある程度は出てきたんですが、保存状態は悪い、年代別に整理されていない、空白期間がある。このままでは“写真豊富な”という企画意図はとても満たせないなと、一時は頭を抱えたんです。

50年史のときの写真は保管してなかったんですか?

完成社史

ええ、どういうわけか書類だけで。むしろ役に立ったのは社内報でした。節目ごとに周年記念特集を組んでいて、これが充実していま した。

しかし、これもバックナンバーを揃えるのに一苦労で、保養所まで含めていろいろなところから寄せ集めてやっと通巻で揃えたんです。そこに掲載されている写真を追跡する形で、乱雑に保管されていた写真の山からある程度見つけだすことができました。そうやって追跡しても見つからないものは、50年史や社内報自体から撮ることにして、ようやく目鼻がついたんです。

それと、古い年代のものは、前社長の個人所蔵の写真がありましたし、社史編纂の噂を伝え聞いたOBの方々からご提供いただいたものもあって、これも助か りました。

資料の整理・保管の大切さを痛感されたんではありませんか?

完成社史

そうなんです。継続的に資料を残していくことをルール化しておかないと、何十年分の資料を一気に集めるのは大変です。

社内報にしても、本来は発行元の総務にバックナンバーが揃ってないといけないんですが、歴代の担当者によって保存してあったり、なかったりで。それで、これを機に総務には必ず3部ずつ保存することにしたんです。今はいろいろな記録媒体がありますし、CD-ROMなんかにまとめて記録しておけばスペースも取りませんしね。

ただ、以前は総務が撮影係で、どんな場面でも撮りに行ったものですが、今は誰でもデジカメで撮って加工したり、メールで送ったりするでしょう。それでか えって情報が分散しがちで、それをどうやって総務に集約するかが課題になってきています。

経営トップの意向がかなり反映された社史なんですね

完成社史

各部署にはインタビューでも、原稿チェックでも協力してもらいましたが、編纂体制が総務主体で、基本的にはトップの意向を総務が具体化するという形で進みましたので、そうなっていると思います。そのおかげて意志疎通もスムーズで進行も早かったですし、任せるべきところは任せてくれましたので、とてもやりやすかったですね。

配布後の反響はいかがでしたか?

OBも含め、読みやすいという感想をかなりいただきましたね。その点では、まさに意図した通りの評判でした。それと、知らなかっ た創業時のエピソードがわかっておもしろかったという意見がありました。

それは50年史にも書かれていたんではないですか?

実は50年史の編纂時に収録し切れなかった内容があったんですね。それに当時の証言者がまだ存命だったこともあって、そこで創業 時の話は、前社長が中心になって新たな証言も含めてまとめなおしたんです。

それは収穫でしたね。最後に、これから社史を担当される方にアドバイスがありましたらお願いします。

完成社史

やはり編纂意図を明確にすることでしょう。見ていただく社史にするのか、資料価値を求めた保存版にするのか、そこを明確にすると、途中で企画に手を加えて調整するときでも迷いがありません。そういう調整でボリュームを増やした未来編ですが、これはおもしろいなと思いました。一種のタイムカプセルですからね。今度はおそらく100年史でしょうが、その頃にはOBとして読ませてもらう立場。今から楽しみですね。

ありがとうございました

■アネスト岩田株式会社 プロフィール

独創的、先鋭的な製品作りをモットーに躍進する塗装機器、圧縮機、真空機器の専門メーカーです。

http://www.anest-iwata.co.jp/

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