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表紙

『小泉70年史』

創立70周年を迎えるにあたり、当社の記録を次代に残すべく地道な調査とインタビューを行いました。沿革編では、史実を踏まえ70年の歴史を具体的にまとめました。現在編では、社員一人ひとりが会社を築いていることをたたえ、人生の善き思い出となるようにとの思いを込めて制作しました。

A4判 136頁 並製本 2016年5月発行

株式会社小泉
経営企画部 部長 伊藤慶一様
経営企画部     福田理美様

このたび、『70年史』を制作するに至った経緯をお教えください。

伊藤:当社では、これまでも10年ごとに社史を社内制作していました。しかし、年表を記録する程度で、どこかできちんとまとめなくてはと思っていました。このたび創立70周年という節目を迎え、社長交代のタイミングで思いきって制作しようと、約1年前から取り組みをはじめました。

社内制作の社史とは異なる企画、構成としては、どのような点を工夫されたのでしょうか。

完成社史

福田:社史制作は全く未知の領域でしたので、まずは情報収集から始めました。業界内外の社史を読んでは必須項目をピックアップし、読みやすさや親しみやすさの点で見習うべき部分を見つけてはメモをとりました。この作業を繰り返すうちに、自社の社史のテイストや構成の輪郭が、おぼろげながら見えてきました。

伊藤:70周年記念式典でお客様やお取引先様にお配りすることが前提でしたから、それなりの体裁を整えることと同時に、2,000人を超える社員にとっても善き思い出になるものを作りたいと思いました。

福田:そこで、社員全員の写真やコメントを載せようと企画しました。自分事として社史制作に参加してもらえば、小泉で働いたことが人生の1ページとして残ります。また、現場の「生の声」から小泉の企業風土や雰囲気が読む方に伝わればいいな、とも思いました。紙面の都合上、コメントは各事業部、事業所から1人ずつ参加してもらいました。

社長様はじめ役員の方々からご希望やご意見などありましたか?

伊藤:基本的には自由にやらせてもらいました。ただ、お客様から社員まで全方位に向けて作ろうとしたことから、誰に向けて作るのか、その軸がぶれないようにという注意は受けました。

福田:通常、社史の冒頭には祝辞やご挨拶が並びますが、ここでは当社が向かう方向性を示したいと思いました。社長と社員による座談会や、経営管理部門と営業部門の本部長対談を企画し、了承してもらいました。

資料収集の経緯で苦労されたこと、新たな発見などはありましたか?

完成社史

伊藤:OBやキーパーソンに直接お話を伺うことで、年表の一部としてしか見えていなかった当社の史実が、ありありと実態をともなって浮かんできました。掲載した写真は、ほぼOBや古参社員、古くからのお取引様からお借りしたものです。

福田:サマーセールの記念ワッペンは、社内にコレクターがいて、「役に立つ時が来た!」と大喜びで協力してくれました。

社史完成後、制作を振り返って感じられたことや、社内外の反応などについてお聞かせください。

伊藤:会長、社長は、自ら社史に深くコミットしてくださり、完成時にはお互いの労をたたえ合う気持ちでした。対外的には、「今年は70周年の特別な年です。これからも小泉をごひいきによろしくお願いします」と、営業用ツールとしても使っています。

福田:サマーセールなど、今も継続するイベントや事業がどのようなきっかけで生まれたのかなど、あらためて会社がたどってきた歴史について知ることができた、という感想も聞きました。

今後社史制作をご検討の方々にアドバイスがございましたらお聞かせください。

完成社史

伊藤:制作物はテーマ別に、周期的にストックする習慣をつけたいです。社内には必ず物持ちのよい人がいるもので、そういう方を把握しておくと強い味方になります。また、誰のために作るのかというターゲットと目的は、しっかり決めておくことが大切です。

福田:若い世代の方は、できるだけ年齢が離れた社員の方との関係性を作っておくとよいと思います。部門をまたいでパイプを作っておくということです。

伊藤:社史制作は、在職中に巡って来るか来ないかという貴重な体験で、非常にやりがいのある仕事です。「やらされる」のではなく、自分から積極的に取り組むとやりたいイメージがわいてくると思います。

お忙しいところ、ありがとうございました。

■株式会社小泉

1910(明治43)年創業の住宅設備機器総合商社。傘下に関連会社20社、社員2,000名超を擁する。「いつでも、どこでも、何でも揃う」をモットーに、地域密着に徹した販売・サポート体制で、あらゆる住宅設備機器を提供している。

http://www.koizumig.co.jp/

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