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表紙


『船井電機50年のあゆみ』

創業理念や企業理念の全社的な共有化と、
将来への承継に活用できる社史となりました。

A4判 並製 124頁 2011年11月発行

船井電機株式会社 社長室 渡邊俊英 様

社史編纂をスタートされたのは、発刊日のどのくらい前だったのでしょうか?

完成社史

社史の制作が決定し、編纂委員会が発足してから実際に作業に着手できたのは、まさに創立50周年の年となる2011年に入ってからのことでした。社内でも社史が制作中であることを周知するなど、関心を寄せてもらえるように努めました。

どのような体制で臨まれましたか?

完成社史

社長が委員長を務めた「50年史編纂委員会」のもとに、「50年史編纂事務局」(3名)を設置し、事務局のメンバーが主に実務作業を行いました。

今回が初めてとなった社史(50年史)ですが、
このたびの編集方針はどのようなものだったのでしょうか。

完成社史

創業者と会社の半世紀にわたる歴史を綴ることによって、創業理念や企業理念を全社員で共有し、将来に継承できるようにすることをコンセプトとしました。そのためには、まず社員の方々に社史を手にとって読んでもらわなければなりません。そこで、読みやすさ、わかりやすさを重視してコンパクトにまとめることを第一に心がけました。

また、写真にもメリハリを付けるなど効果的に使用して、ビジュアル面にも力を入れました。すべてのページをカラーにして、製品写真や製品のパンフレットなどもできるかぎり多く掲載していますので、多くの方に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
日常業務の間を縫いながら、制作期間がわずか1年足らずという短い期間の中でしたが、会社の過去をただ振り返るだけでなく、新たな時代を切り拓いていくための糧として活用できる社史になったのではないかと(手前味噌ながら)思っています。

原稿は本文以外にも、各章に創業者の言葉やコラムなどが掲載されていますが、
原稿について特に注意された点はどのようなところでしょうか。

完成社史

私はこれまで何度か創業者に関する本の出版にたずさわってきました。その経験から、当社の歴史を語る上で、ただ出来事の表面をなぞるだけでなく、各々の転換点において創業者が何を考え、どのような判断で経営を行ったのかにまで踏み込んだ記述が欠かせないと感じていました。節目節目での創業者の経営判断が、今の当社の強みにつながっているからです。
そこで、こうした重要な事柄が本文の中に埋没してしまわないよう、あえて本文から切り離し、独立したコラムとしてまとめることにしました。

コラムにはできるだけ興味をもってもらえるようなエピソードを織りまぜ、本文では書ききれないような事柄まで深く掘り下げるよう心がけました。

社史制作をご経験されて、どのような感想を持たれましたか。
また、社史を発行することの価値や意義についてはどのようにお考えでしょうか。

完成社史

今の当社があるのは、OB、先輩社員の苦労の積み重ねと、得意先様や仕入先様など数多くの方々の支援の結果であるということを改めて実感しました。

また社史制作の過程では、多くの役員、幹部の方々からも応援と期待の声をいただきました。普段はあまり表に出ることのない先輩諸氏の会社への思いをダイレクトに感じることができ、少し胸が熱くなると同時に、身の引き締まる思いをしました。

当社特有の事情かもしれませんが、ここ最近、社歴の浅い社員の割合が増えつつあります。そうしたことから、社史を通じてこれまでの軌跡を知ってもらうことで会社への愛着が深まり、社内の一体感が醸成される効果も期待できるのではないかと考えています。

刊行されてからの反響はいかがでしたか。

完成社史

このたびの社史は、社員、OBを中心に、取引先、機関投資家などを主な配布先としています。また、社史の収集に力を入れている各図書館にも寄贈しました。

社員からは、「読みやすい」「おもしろい」「想像していたよりも立派」など、うれしい感想をかなりいただきました。その他、社外からも数多くのお礼や感想の手紙をいただいています。

最後に、今後、社史制作の仕事を担当される方へのメッセージをお願いします。

社史制作だけに限らず、社内の資料や写真などを定期的に集める仕組みを構築しておくことの必要性を感じました。ただ、どうしても通常業務がありますので、その中でスムーズに無理なく、収集できるようなシステムを整えることができれば、役に立つのではないかと思います。

お忙しいところありがとうございました。

■船井電機株式会社 プロフィール
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