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表紙


『小川電機50年史』

歴史編 『小川電機50年史』 : A4判 並製 92頁 2012年8月発行
未来編 『NEXT100』 : A4判、32頁、中綴じ、2012年8月発行


設立50年を節目に歴史の棚卸し。
歴史の重みを感じ、次代へつなげたいとの思いから、2部構成(「歴史編」「未来編」)の社史を発刊しました。

小川電機株式会社 
小川電機グループ総合戦略 取締役 担当部長 小川 淳三様、
得意先戦略推進 次長 宮本 有様 

なぜ、社史を作成されることになったのか、社史作成までの経緯をお教えください。

完成社史

弊社では30周年の時に、30年史を作成しました。
この度は、50年という大きな節目にあたる年ですので、以前作成した以降の20年間を主とした計50年に亘る弊社の歴史を棚卸しして、後進に伝えるべきものは伝え、限りなく不透明に近い現在の状況から未来への方向性の判断を誤ることなく、将来の有るべき姿を思い描き創造していくことができればとの社史作成の気運が高まり、今回に至りました。

社史作成にあたって、どのようなコンセプトを掲げ制作されましたか?   
また、どのような点に留意した社史作りを心がけましたか?

完成社史

完成社史

過去の歴史を知らない若手社員が増えてきた今、そういった社員に、温故知新の言葉があるように、先人の方たちが築き上げてきた当社の歴史を知ってもらうと共に、歴史の重みを感じ、歴史ができていく(=会社が存続していく)とは、正にこういうことなのだと知ってもらいたいとの思いがありました。 当社はそのことが理解できて始めて、弊社の風土を守り今後に相応しい方向へと伸ばし育てていくことができるのではないかという思いを強く持っています。 言わば潜在的に意識付けしようというのが狙いでした。

今回は、未来編と歴史編の2部構成とし、過去の50年間と未来を思い切って区分することで、すっきりとした形で次の50年に取り組んでいく意思を表現しました。 歴史編、未来編を合わせ見ることで、次代への目標と実践するための会社からのメッセージ、コンセプト等意思をなるべく具体的に社員へ伝えることができたらとの思いが込められています。    
また、お得意先様、お取引先の皆さま方へは、当社をより身近に感じていただき、当社と取引してよかったと、今後も良きパートナーとしてより信頼してお付き合いいただける会社であることを伝えたいとの思いがあります。

実際の制作の中で、最後の最後まで、営業所の変遷図をまとめるのにご苦労されていたと印象に残っておりますが、情報収集できた秘訣は何だったのでしょうか?

完成社史

実際にそのエリアや営業所に勤務していた社員やOB各位からの情報が役に立ちました。
個別ヒアリングのみならず、OBの方々に集まっていただいて座談会形式で収集しました。関係各位からの情報と併せ、最終的には、総務部や経理部等々の永年に亘る資料を探し、より実証的に確認できたことで完成に至りました。

社史が出来上がり、反響はいかがでしたか?

完成社史

50年が一目で分かる、思っていたよりもコンパクトにまとまっている、現代風の雰囲気に仕上がっている、社員の気持ちが感じられる、まさかここまでのものができるとは…等々の声をいただいております。社外にも自慢できるものができたという自負も少なからず覚えます。作成委員会のメンバーだけでなく、弊社社員の気持ちが本当に込められたものができたなぁという気がいたします。
要望としては、最近の写真の部分はカラーならもっと良かったのにという声もありましたね。

また、社外の評判はいかがでしたか?

完成社史

これにつきましては、お渡ししたお取引先各位から下記のような有り難い返礼を 頂戴いたしましたので、さし障りのない範囲でご紹介します。

この度は貴重な小川電機50年史をご送付戴き大変有難うございました。 和田一雄社長様には公私に亘ってご指導を頂戴し、懐かしく拝見させて戴きました。 小川電機様の益々のご隆盛をお祈り申し上げます。

この度は、「50年史」お送りいただき本当に有難う御座います。 懐かしく拝見させて頂きました。

又同時に「日本経済の復興と失われた20年」に重なりあった時代、 「松下電工の成長と子会社化」に重なりあった時代、 非常に興味深く読ませて頂きました。
日本社会が停滞する中、若い社長のもと、大きく変貌される、そして成長される 「小川電機さま」が頼もしく感じられます。
「大きい会社より良い会社」と言う言葉があります。
私は「いっときの大きな会社より、永続する会社」と言う意味だと思います。
時代・社会への適応(イノベーション)が永続の条件となります。
是非今までの様に、全社員の力を結集され、100年企業に向かって成長されます事を お祈り申し上げます。


社史完成から約1ヵ月が経過しました。振り返ってみて、社史に対するご自身の「評価」、「想い」をお聞かせください

完成社史

会社として記録を残すべきものは当然ですが、それに加えて、日頃から何気ないことでも記録しておくことの大切さ(このことは、頭では分かってはいてもついおろそかになりがちですが、)次に向けた今の思いを忘れず大事にしておきたいと思います。

さて、次の社史作成はいつ何周年の時になるのでしょうか、そのときはこうしたらいいと思う、前回はこうだったけど、次はこうしたい…DVDになっているかもしれないとか…様々な思いがよぎります。ただ、やはり紙ベースで写真をふんだんに入れたものが、まだまだ人にはしっくりくるのだろうという気がします。


お忙しいところありがとうございました。

■小川電機株式会社 プロフィール
1963(昭和38)年3月設立。大阪市阿倍野区に本社を置く、電材から家電・住宅設備機器まで幅広いニーズに応える総合エレクトロニクス商社。次なる50年の100年を見据え、「NEXT100」をキーワードに東南アジア市場への進出計画や、商社の枠に捉われない新たなサービスの提案などを積極的に進めている。

http://www.ogawa.co.jp/ognext/

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