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表紙

『東芝パソコンシステム株式会社 30年の歩み』

30周年記念誌は、いい経験と思い出になった

A4判56頁、並製本カバー付、平成13年1月発行

東芝パソコンシステム株式会社 総務部 総務・環境担当 戸村美津子 様

難しく考えないでスタート

およそ1年前、創立30周年の節目を迎えるに当たって、創業以来の記録をきちんと整理し、まとめておこうということになって、私が編集を担当することになりました。それまでこのような仕事をした経験もなく大丈夫かなと思いましたが、自分でへたに考え込むよりもとにかく会社の皆さんの意見や要望をお聞きし、専門家に相談すればいいんだと気楽に考えて、出版社の方にいろいろとアドバイスを受けることにしました。

まず、一般的な記念誌の考え方、作り方などのレクチャーを受け、会社にとってはどのようなスタイルがいいのかを決めることにしました。当社の希望するもの、それに時間や予算等の兼ね合いからどのようなものができるかという企画書を作ってプロジェクトメンバーの皆さんに提案し、“正確な記録の整理と社員参加”というコンセプトが決まりました。
それによって本文は、年表形式の出来事の一覧と、主要な出来事に関与した人のコラム「MEMORY」、および各部門の人と社長による座談会「いま30年 歩こう 未来を向いて」で構成することになりました。

創業時を知る社員に助けられる

完成社史

基本方針が固まってからは、出版社と相談しながら作ったスケジュール表に基づいて資料収集を始めました。

30年間の出来事については、20周年のときに簡単な小冊子の形にまとめていたのでそれをベースにすることができ、そんなにたいへんという感じはしませんでした。ところが、きちんとしたものにしようという前提で調べ始めるといろいろと整合性に乏しい点が見つかります。ただ、これについては創業30年ということで当時のことを知っている社員が在社していて、ほとんど問題なく調べることができたと思います。また、当社はビジネスコンピュータのパイオニアとしての役割を多少なりとも果たしていたために各種のマスコミに紹介されたことも多く、それらの記事が大いに役立ちました。
しかし、写真については記憶だけではいかんともしがたく、はたと困ってしまいました。ところが案ずるよりは産むが易し…で、いろんな人に当たっていくうちに相当数の写真をまとめて保管している人がいて、そっくり提供していただきました。私から見ると、古い機種はどれも似たように見え、ダンボール箱にがさっと入った写真を整理するのに骨が折れましたが、これも私のしつこいお願いに丁寧に応えてくださった古参社員に助けられました。このときばかりは、几帳面な技術屋さんに頭が下がりました。

そういう意味では、30年で記念誌を作ったのは非常によかったと思います。細かい点ではなにかと行き詰まりそうになっても、30年というのは探索可能な時期だったからです。もし、50周年記念誌を担当することになったらと想像するとぞっとします。

多くの人間像を新発見

完成社史

多くの方々にお世話になり、迷惑ばかりかけて恥ずかしい思いもしましたが、私なりにそれまでの仕事では味わえなかった喜びもたくさんありました。例えば、知らないことを訊ねて回っているうちに、総務という立場でしか接することのなかった人とまったく別の形の接触が生まれました。「へー、この人はこんなことまで知っているんだ」とか、「見かけによらず親切な人なんだ」というふうに感動したことが随分とありました。また、日頃はあまり話すことのなかったいろんな年代の方々とお話しできて、とても楽しい思いをさせていただきました。

さらに、そういったヒューマンな面ばかりでなく、会社をある程度客観的にみられたことで、それまであまり感じることのなかった会社の意義というか、社会貢献ということを感じて誇りを持てるようになりました。
現在は総務という立場ですから、外部の人や新入社員に会社の概要を説明する機会もあると思いますが、この経験によって自信と誇りを持って、さらにはわかりやすく説明できると思います。私にとっては、実にいい経験をさせていただいたと感謝していますし、素晴らしい思い出になりました。

ありがとうございました

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