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表紙

『創立50周年記念誌 未来を創る』

一人ひとりの情熱から生まれる感動。独創性の高いものづくり企業としての姿勢が、誌面づくりにも表現できたと思います。

A4判40ページ、並製本 2003年3月発行

株式会社ニックス 総務部長 先本孝志 様

ページ数もさることながら、50周年の記念誌としてはユニークな内容ですね。

完成社史

ただ飾っておくだけの社史では意味がないと考えたのです。それよりもニックスはどんな会社で、どんなことをしているのか、忙しい時間のなかでも手に取って読んでいただけるように、ビジュアルで訴えてまず興味を持ってもらおうという意図があります。

編集上、どんな点に注意されましたか。

当社がもっとも伝えたいことを限られたページ数の中で理解してもらうには、過去よりも未来に目を向けようと。過去の実績をベースに、ニックスがこれからどんなことに挑戦していくのか。会社の方針や姿勢を明確にすることで、社員やお客さまにニックスをより深く理解していただきたいと考えました。その思いはそのまま「未来を創る」というタイトルに表現しています。

タイトルといえば、「プロジェクトニックス」という開発物語のページが興味を引きますね。

完成社史

お察しの通りNHKの「プロジェクトX」をもじったものです。番組の話題性だけでなく、メーカーとしての開発志向をうまく表現できたのではないでしょうか。もともとページ構成の段階から、ものづくりの過程を、設計者・開発者など"人間"にスポットを当てて伝えたいと思っていました。

お客さまに喜ばれる製品が形になるまでには、幾重もの喜びや苦しみがある。そんな開発秘話とともにニックスの発想の柔軟性を伝えるにはタイトルも大切な要素。読者を引き込むようなインパクトのある言葉を探していたときに、社長が「プロジェクト、ニ…ックス」とつぶやいたんです。その場にいた編集担当者も「それだ!」と。

記念誌が完成し、社内や周囲の方々の反応はいかがでしたか?

完成社史

外部にはプラスチックメーカーという限られたイメージを払拭した感があります。「わかりやすい」という声とともに、「こんなこともやっていたんだ」という新たな発見をいただきました。

社内の営業部門からはSPツールとして使い勝手が良いと評判です。人事部門からは研修の資料として、また会社案内の補足資料としてリクルーターからの反応がいいと言われました。

この記念誌をもとにニックスファンがジワジワと拡大し、新たなビジネスチャンスや優れた人材確保につながることを期待しています。

今回の制作を通しての感想と、未来の編集委員へ何かアドバイスがありますか。

完成社史

会社の思いを凝縮する誌面でしたので、何を選択するか、みなの意見の調整にもっとも苦労しました。

それでも「最高のものができた」と自負できるのは、一人ひとりが情熱を持ってこれに取り組んだからだと思うのです。

与えられた仕事をただこなしただけでは、いいものはできません。苦しみながら、また新たな発見をしながら一つのことをやり遂げたとき、それは大きな感動となって相手に伝わり、自らを成長させてくれます。ものづくりを支えているのは、そうした一人ひとりの思いなのではないでしょうか。

いかに人を感動させるものづくりができるか、それこそがメーカーの使命であり意義でもあります。ニックスの社員なら、次の記念誌も期待以上のものをつくってくれるでしょう。

感動的なお話を、どうも有難うございました。

■株式会社ニックス プロフィール

「地球環境と調和しながら世界に通用するユニークな価値創造型プラスチック部品メーカー」として躍進中。

http://www.nix.co.jp/

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