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表紙

『創立30周年記念誌 クロリンエンジニアズ30年の歩み/Welcome to the Chlorine World~クロリンとゆかいな仲間たち~』

たくさんの要望に社史・記念誌の2分冊で対応。若手の柔軟な発想と、ベテランの知識、知恵を共に活かすことができました。

A4判72頁/40頁、並製本 2003年10月発行

クロリンエンジニアズ株式会社 総務部部長 柳沼雅司様
総務部 吉田幸正様

なぜ社史と記念誌の2分冊にされたのですか。

柳沼初めてつくる社史だと、どうしても周囲の期待が大きいんですね。あれもこれも入れてほしいと言われる。それを全部採り入れると多目的になって、一冊にまとめるのは不可能になってしまいます。

しかし、多様な要望も整理してみると、「歴史をきっちり記録した正史」と、「従業員とその家族が楽しく読める記念誌」に大別できることがわかりました。そこで、いっそのこと2分冊にしてしまおうと。

編集担当者も2チームに分けておられますね。

柳沼実は2分冊を決定する前から、ベテランと若手混合の編集チームはあったんです。若手の起用は斬新な企画を期待してのことでした。

一方、社史本文のほうは、当社の歴史を通観できるという意味で最適任者の前社長が執筆してくださることになりましたが、これがかなり正確で綿密な、正史というに相応しい原稿になりつつあることが次第にわかってきました。その時点で、これを若手が自由に発想した企画と融合させるのは難しいなというのが見えてきたんです。

かといって、せっかくの若手のアイデアも抑えたくない。そこで、社内のニーズも元々2方向あるんだから、この際、編集も2チームに分けて、若手の担当分は社史とは別に記念誌としてまとめたほうがより良いものができるだろうと考えたわけです。こうすると、社史のほうにはベテランの知識、知恵が、記念誌のほうには若手の斬新な発想がストレートに活かせる。だから、分冊の件と編集チームの編成の件は不可分なんですね。

すると、若手を活かしたいという考え方は最初からあったわけですね。

完成社史

吉田ありました。当社は元々、平均年齢の高い会社でした。それが、社史の制作が始まる1年くらい前から若い社員が急激に増えてきたんです。この若手のモチベーションをどうやって上げていくかを模索しているときに、ちょうど社史の話が出てきた。

そこで、社史のプロジェクトを通じて、何かを成し遂げたという成功体験を共有してもらい、同時に愛社精神を醸成することができればと考えたわけです。

柳沼今回の社史制作は、いろいろな意味でタイミングがよかったんですよ。

社史制作の少し前に就任された社長が、経営方針として企業ビジョンやCIの策定を前面に打ち出されたときでもありました。当然、そのプロセスでは当社のアイデンティティが問われるわけですが、それは企業風土、企業文化などを問いつめていく社史制作のプロセスとオーバーラップするわけです。

しかも、その社長自身、若手の台頭を期待しておられた。いわば、会社の目指す方向性と社史制作の方向性がきれいにマッチングしたんですね。

それだけに期待も大きかったと思いますが、配布後の評判はいかがでしたか。

完成社史

吉田記念誌は従業員、とりわけその家族に好評でした。

実は、食塩電解プラントのエンジニアリングという一般になじみのない業種なので、家族に説明してもどうせわかってもらえないと諦めている社員が多いんです。それが「お父さんはこういう仕事をやってるんだ」とわかってもらえたという声がたくさんありました。

全社員の写真が載っているので、家族に見せながら「こんな人と仕事をしているんだ」と職場の話ができたという評判も聞きました。

柳沼社史のほうは、OBからの反響が大きかったのは当然として、若手からも予想以上に好評でしたね。比較的コンパクトにまとめたことと、エピソードが豊富だったことが功を奏したようです。

吉田当社は中途入社が多いので、会社の歴史や伝統に関する共通の認識は育ちにくいんですね。そういう意味でも、社史をまとめてよかったと思います。

完成社史

柳沼そう、歴史を振り返るということは、これからのクロリンはどうやって生きていくかを問うている、ということでもあるからね。

吉田だから、会社の歴史を知ることで、社歴の新しい者も古い者も共通の目標を持てるようになる。社史のこの意義は大きいですね。

終わってみて、2分冊は成功だったと思われますか。

完成社史

柳沼結果として成功だったと思いますし、また、今回はこれしかなかったと思いますね。

ただ、目的別に2冊つくってみて思ったのは、10年くらいの短いスパンでつくるなら、その時々の会社の状況に合わせて目的を絞ってつくれるし、そのほうが高い効果を上げられるのではないか、ということです。

逆にいえば、正史というのは20年、30年という長いスパンでまとめていけばいいのではないでしょうか。

初めて社史の制作を経験されて、どんな感想を持たれましたか。

吉田社内コミュニケーションの潤滑剤としても社史プロジェクトは効果があった、というのが、私には印象的でした。取材や資料収集などのプロセスを介して、普段は直接交渉のない役員クラスと一般社員が話したり、東京(本社)と岡山(事業所)との行き来が増えたりして、事業所間も、上下間も交流が深まる。これは最初は予想しなかった効果ですね。

柳沼確かに、みんな社史プロジェクトには協力的でしたね。それだけ、自分の会社に誇りをもっているんだなと痛感しました。なんだかんだいっても、そうやって愛社精神を実感できたのが、私にとっては一番の収穫でした。

ありがとうございました

■クロリンエンジニアズ株式会社 プロフィール

人を、産業を、地球を見つめて30余年。"小粒ながらもきらりと光りつづける"技術会社を目指す食塩電解プラントの専門メーカーです。

http://www.chlorine-eng.co.jp/

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