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表紙

『サカタのタネ100年のあゆみ』

諸先輩方から世界各国の従業員まで、
多くの人々の思いを込めて100年で初の年史をまとめました。

A4判、並製本、2013年6月発行(事業編:324頁 品種編:112頁 海外版:168頁)

株式会社サカタのタネ 広報宣伝部長 清水 俊英 様
広報宣伝部 広報宣伝課 佐川 博子 様

御社は今年創業100周年を迎えられましたが、社史を作るは初めてだそうですね。どのような経緯で始まったのですか?

完成社史

(佐川様)創業100周年を迎える前から、「100周年の時には社史を作るんだろうな」という雰囲気が社内にありました。そのため、社内の古い写真を整理したり、OBを呼んで座談会を行ったりと、漠然と準備は進んでいました。2010年6月に100周年準備委員会が立ち上がり、HPの記念サイトやロビー展示、記念式典といった記念事業の一つとして、社史の制作も検討されました。ですが、実際社史づくりがスタートしたのは2011年8月からです。そこから本格的に資料集めが始まりました。

(清水様)当社にはこれまで会社の歴史をまとめた書物がなく、この機会に社史を作っておかなければ貴重な情報資産が失われてしまう、という思いでしたね。 100周年を機に、社史を通じて従業員たちが自社の歴史を再認識でき、世界中のステークホルダーの皆さまに当社のことをより詳しく知っていただくことを目指しました。

企画の中で、特に工夫されたこと、これだけは譲れないといったことはありますか?

完成社史

(清水様)会社の歴史をまとめた「事業編」のほかに、種苗会社である当社の社史として「品種編」は絶対に作りたいと思っていました。当社が扱う花と野菜の品種の歴史は、当社の歴史そのものと言っても過言ではありません。

また、従業員の3分の2が海外拠点で働く当社では、世界中のみんなで100周年を祝いたいという思いがありましたので、海外版を作るということも当初からの構想でした。

文章として読み応えがあるだけでなく、見て楽しめる紙面にしたいという意図もありましたので、ビジュアル的にも写真に工夫を凝らした“楽しく読める”社史ができたと思っています。

 

制作の過程で、特に苦労されたことは何ですか?

完成社史

(佐川様)原稿に書かれた内容を確認していく中で、その事実を突き詰めていく作業が大変でした。

特に古い時代のことはOBの方々にヒアリングをして集めた情報も多いのですが、同じ事柄でも人によって話すことが違ったりすると、どちらが正しいのか判断に迷うことがあります。それを確認するため役員会議事録や通達を見たり、資料がなければ図書館や役所に行って調べたりと。それでも100%正しいとは言いきれないこともあって、“事実は一つ、真実は人の数だけある”ということを痛感しましたね。
大変ではありましたが、取材に協力していただいたOBや社員のみなさんからは「立派なものが出来たね、頑張ったね」とお褒めの言葉をいただきました。

(清水様)それに今回は、事業編、品種編、海外版と3冊あり、それぞれに書かれている事実が矛盾していてはまずいわけですね。
編纂メンバーが各冊を分担して同時進行で編集していたところ、事実確認のすり合わせ作業が大変でした。全体を通してコーディネートできる人が早い段階から必要だったと思っています。

完成した社史を社員やステークホルダーに配るというだけでなく、社内でも有効に活用されているようですね。

完成社史

(佐川様)はい。たとえば広報宣伝部では、マスコミからの取材に応じる際、当社の歴史を説明するのに社史を見て答えたり、資料として渡したりといった使い方をしています。特に資料編のページは、会社の経営推移が分かりやすくまとまっているので、重宝していますね。

(清水様)営業マンでも、自分の商品を売り込むときに品種編で書かれていることを読んで知識を蓄えておけるので、社史は使えるツールだと思いますね。もちろん新入社員にも、当社の歴史を勉強してもらうために社史を配布しています。

これから社史を作る方々に、アドバイスがありましたらお願いします。

完成社史

(清水様)技術編のような専門的な内容をまとめる時は、取り上げる事柄の選択基準を最初に決めておくことが大事だと思います。たとえば、品種編では①技術的にエポックメイキングだったもの、②物語性があるもの、③売上規模が大きいもの、という基準で掲載品種を選びました。

このように、編纂の方針をはっきりと決めておくことで、その後の編集・校正作業でもブレや迷いが生じることが少なくなると思います。また、社史編纂の頻度は20~25年位を目安にした方がいいと思います。10年に一度だと大変だし、30年に一度だと昔のことを確認するのが難しくなります。

(佐川様)今回はOBの皆さまに多大なご協力をいただき、社史をまとめることができました。編纂事務局の力だけでは、ここまで当社の歴史を掘り起こすことはできなかったと思います。

オブザーバーとして編纂メンバーに加わっていただいた1人のOBのおかげで、OBのみなさんから貴重なお話を引き出すことができたんです。このように、事務局とOBとの橋渡し役となってくださるキーパーソンをメンバーに招聘することは、有効なことだと思います。

どうもありがとうございました

■株式会社サカタのタネ・プロフィール
種子・苗木・球根・農園芸用品の生産および販売を通じて世界の人々の生活と文化の向上に貢献する。

http://www.sakataseed.co.jp/

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