こぼれ話 “社内アーティスト”の登場

“社内アーティスト”の登場

社史制作のプロセスでは、各種の専門家(プロ)のお世話になる。大まかにいえば、文章はライターに、デザインはデザイナーに、写真はカメラマンにといった具合に。

今回は、これら専門家の仕事のすき間に登場する“社内アーティスト”の例を紹介してみよう。

最初は「本のタイトル」での例。たいていの場合、デザイナーが本のイメージに合った書体を選ぶのだが、時に、企業の会長、社長さんが自ら筆を揮った作品を頂戴する。編集サイドからはひとこと、「達筆でなくてもけっこうですから」と勧めることにしているが、出来上がりは様々。半紙に堂々とした筆運びで、明らかに書の心得ありとわかるものから、幾種類も書き並べて、奮戦ぶりがにじみでた作品もある。

2つ目は「写真」の例。社史に掲載するからには、内容・質ともに良いものを選択し、新規撮影にはプロのカメラマンを使う。とはいっても、思うように写真が集まらなかったり、撮影の予算に制限があるなどの場合、社内カメラマン(多くは社史担当者)の腕の見せどころ。もともと写真が趣味の担当者であれば、気力充実、フットワークも軽く、職場の隅々からカタログ類まで作品は次々と上がってくる。

3つ目は「イラスト(挿画)」の話。例は少ないが、OBの方から、手書きの入社当時の事務所の間取り図と、昔の会社の周辺地図を提供していただいたことがある。写真では説明しにくい情景をイメージするにはとても効果的。不正確な個所もあるためか「記憶画」と但書きが付してあった。こんな話を拾いながら「社史はみんなで、楽しくつくりたい」と思った次第です。(現実はキビシ〜イ) (中原)

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