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表紙

『積水アクアシステム株式会社 創立50年史』

既刊社史を引き継ぎ、地道に歴史を辿りながら、
現状の分析と将来への想いを込めました。

A4判 120頁 上製本 2014年7月発行

積水アクアシステム株式会社
企画管理部 人材グループ 池田孝則様

『50年史』を制作するに至った経緯をお教えください。

ある時常務会から「周年事業をするので、何か案を出しなさい」と宿題を出されました。
過去に『30年史』を刊行していましたので、「それを引き継がなければならない」という使命感があり、『50年史』制作を上申し、承認されました。

『50年史』の企画や構成に関して、特にご留意された点、工夫された点はございますか。

完成社史

先に申し上げた『30年史』がありますので、会社全体の歴史については近20年の出来事をまとめて「本編」としました。
それ以外に、事業部・営業部ごとの変遷を追った「事業部現況」、現状の分析と将来について議論を闘わせた「座談会」も『50年史』の企画に盛り込みました。

「事業部現況」は、会社全体の50年を追う沿革史とは別に、5事業部・営業部*それぞれの歴史を叙述したパートですね。

完成社史

当社の事業は水環境を主力分野としているとはいえ、総合エンジニアリング企業として多岐にわたります。
そうした動きを一つの沿革史としてまとめ上げるとどうしても無理が生じ、読みづらくなってしまいます。
そこで、事業部・営業部ごとに、いい意味での“縦割り”で歴史をしっかり記すことで、事業ごとに当社が何を行なってきたかが明確に整理できたと思います。
*刊行当時はプラント事業部、アクア土木事業部、給排水ソリューション事業部、マンションリニューアル営業部、環境ソリューション事業部の5つ。

「座談会」を実施されるにあたっては、参加メンバーやテーマの決定など、ご苦労された点などございますか。

完成社史

座談会実施の少し前に、アクア経営塾が発足しました。管理職クラスの社員数名が集まり、西村社長から経営について学ぶのですが、座談会の参加メンバーも西村社長に相談し、そこから選定しました。
座談会のテーマも現状と将来展望に関するものとあって、アクア経営塾で日頃から議論を重ねられているテーマでしたから、参加メンバーにとっても抵抗はなかったと思います。
皆、事前に質問に対してメモを起こして準備をしっかりして臨んでくれましたので、座談会当日もスムーズに進行しました。

「資料編」に掲載されている、「主要工事経歴一覧」は壮観ですね。

完成社史

当社が手がけてきた工事を、近20年間で主要なものに絞って掲載しているものですが、これについては社史と関係なくずっと蓄積しているデータでしたので、掲載にあたってはそこから絞り込むだけで済んだので助かりました。
絞り込む基準をどうするかについてはさまざまに議論しましたが、当社の歴史の一側面を物語るページになっていると思います。

社史制作を振り返られて、ご担当者としてどのようなことをお感じになられますか。

写真収集には手こずりましたね。工事や建造物の写真を多く掲載しようと思っていたのですが、全社で管理しているものが少なく、各事業部・営業部に収集してもらいました。
原稿チェックでも、社内の多くの方にアドバイスをいただきました。
Word原稿でも数名に読んでもらって指摘をしてもらい、校正紙になった後の詰めの段階でも、細かな点に至るまで熱心に読んでくれて、大変助かりました。
そうした助けがあって、『50年史』が刊行できたのだと思います。
こうして『50年史』が完成してみると、建設業を営みながら50年の歴史を積み重ねてこられたことに改めて幸せを感じますし、諸先輩方のご苦労や我慢があっての半世紀なのだと再認識しますね。

現在社史制作をご検討の方々に、何かアドバイスをいただけますか。

資料収集や整理は、“あとでまとめてやる”というのはやめて、せめて1年ごとに進めていくことをお奨めしたいですね。
そうした地道な作業の積み重ねが、10年、20年、50年と、歴史を形づくっていくということを気づかせてくれるのが社史だと思います。

お忙しいところ、ありがとうございました。

■積水アクアシステム株式会社 プロフィール

各種産業プラントの建設や上下水道・給排水設備工事など、幅広い領域で活躍する総合エンジニアリング企業

https://www.sekisuia.co.jp/

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