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表紙

『丸松百年史』

社史は形となって後世に残り、会社にとって大事な財産となる
という意識を持って、制作に取り組みました。

A4判 2分冊【上製本(180頁)、並製本(40頁)】 2007年4~5月発刊

丸松株式会社 経営企画室長 外海一成 様

会社として社史発刊の決定をしたのは、発刊予定日のどのくらい前でしょうか??

そうですね、約2年前(2005年)の段階で出版文化社のセミナーに参加して、100年史の発刊を決めました。

前回の社史が75年史で、今回が100年史ですが、75年史との違いは意識されましたか?あるとしたら、それはどのような点でしょうか?

もちろん、100年史を制作できたのも、75年史でしっかり社史を作っていたからだと思います。今回の100年史は75年史でまとめられた歴史を踏まえつつ、これまで積み重ねてきた歴史のひとつの大きな区切りとして、後世に残すための大事な100年史であり、夢とロマンを感じることのできる社史にしたいと思いました。

編纂にあたって、75年史以降の記述は主にインタビューが中心となっていますが、特に注意された点などはありましたか?

完成社史

はい、ありました。複数の方へインタビューをおこなったため、その内容を文章化する際は、個人的な意見や見方と史実が混同しないようするとともに、インタビュー内容を限りなく忠実に記述するという双方の点に細心の注意を払いました。

詳細な記述をおこなった上製本とビジュアルを重視した並製本を作成されたのはどのような理由からでしょうか?

完成社史配布先によって上製本と並製本(ビジュアル版)の使い分けをしたいと思ったからです。上製本は資料性や記録性を考えて、詳しい記述内容にしています。また、並製本(ビジュアル版)は日頃の営業活動などでも会社案内と同じような扱いでお客様へ配布できるようにしました。そのため誌面の中身は気軽に読んでいただけるような効果をねらって、ページ数を減らし、写真を多用しました。

以上のほかに、制作にあたって、特に苦労されたことはなんでしょうか?

完成社史

事実を事実として表現するにも、個人の名誉にかかわることであったり、個人の思い入れなどが強かったりする部分もあります。それらに十分配慮するため、多くの関係者が納得できるような言いまわしや言葉を選ぶなど、文章の表現方法には特に気を配りました。

配布先と、配布後の反響についてお聞かせ下さい。

完成社史

上製本、並製本ともども「活字が大きく見やすく、読みやすい」、「写真が効果的にレイアウトされ懐かしい」といった声をいただきました。上製本は配布先から多くの電話や手紙を頂き予想以上の反響でした。並製本は日本語とともに英語、中国語訳をつけたため、現地スタッフに好評でした。

さらに、この100年史は業界紙でも紹介していただきました。当社の歴史は業界の歴史でもあり、当社の歴史の重みを改めて感じました。業界としても、当社の100年史が貴重な資料として役立ってくれればと思います。

これから社史を制作される方々にアドバイスがありましたら、お願いいたします。

完成社史

会社に関する写真は行事に限らず、資料として残しておくものだと痛感しました。また、社史は形として後世に残るものであり、会社にとって大事な財産となるという意識をもって制作していただければ、いい社史ができるのではないかと思います。

社史の中で将来に対する夢が表現できれば、社員を含め多くの方にも読んでいただける社史となるのではないでしょうか。

ありがとうございました

■丸松株式会社 プロフィール

100年以上の歴史を有するニット製品の企画、製造、販売を手がける会社。

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