こぼれ話 正史と普及版、目的別社史制作のススメ

正史と普及版、目的別社史制作のススメ

社史には、会社に起こった出来事をなるべく詳細にかつ整理して残しておきたいという要望の一方で、ただ書棚に立てておくだけでなく、なるべくたくさんの人に見て欲しい、販促にも利用したいという要望があります。

企業がどちらにどの程度重点をおくかによって、社史の体裁、表現、構成等が決まってきますが、いっそのこと目的別に2種類作るというのはどうでしょうか。 ある企業は普及版(48頁並製本オールカラー)、正史(154頁上製本)の2とおりを作成されました。

普及版は写真を多用し、社長対談をメインに掲載、本文の調子も大きな出来事を軟らかくわかりやすい表現でまとめました。ページを繰って写真を追って行くだけでも、この企業が古い歴史があり、一つの分野にこだわって堅実に実績を重ねてきたことがわかります。社員と広くお取引先に配布されましたが、懐かしい商品ポスター、CM等も掲載されていますから、営業の方もお得意先で話がしやすいことでしょう。

一方の正史では、様々な出来事を詳細に記録し、データも多く収録、重みのあるものとなりました。創業者一族、経営陣、株主、主要取引先等にはきっと大切な一冊となることでしょう。

資料集め、写真集め等の手間は2種類作成してもあまりかわりませんし、原稿を書く手間も2倍になるわけではありません。うまく構成すればコストも効率的に活用することができます。

普及版のバリエーションとしては、企業の転換点となった出来事をドキュメンタリー調で追った読み物、ヒット商品開発物語、社員参加で座談会やアンケート、一言メッセージの掲載など、様々に考えられます。 (M)

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