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表紙

『柏商会100年史』
A4判上製本 カラー112頁 2025年12月発行

『柏商会100年のあゆみ 技術と信頼の道のり』
A4判中綴じ カラー16頁 2025年12月発行

『柏商会100周年記念サイト』
2025年12月公開

『創業者・境政一郎から現代へ 柏商会100年の歩み』(映像)
2025年12月公開

創業100年で社史を作らなかったら、未来永劫ぜったいに作れない!使命感をもって編纂プロジェクトを立ち上げられた柏商会様。残された資料が乏しいなかで工夫を凝らし、社員一同の総力を結集してまとめ上げられました。

株式会社柏商会
代表取締役
境 昭博様

資料が少なくて本当に社史ができるのだろうか? と疑問だった面もありますが、
結果として当初には思いもしないほど充実した社史になりました。

今回お作りになった社史の発刊目的はどのようなものだったでしょうか?

当社は1925(大正14)年の創業から今日に至るまで、会社として歴史をきちんと記録したことがありませんでした。100年分を一度に振り返るのは大変なのはわかっていましたが、いま社史を作っておかなかったら未来永劫作れないのは明白ですから、100年史編纂は自分の使命じゃないかと。その背景でもありますが、私は創業者の孫にあたるので、創業者の思いに対して何らかの形で報いたい気持ちもありました。

2点目として、いま在籍している社員さんは、すごい良いメンバー、優秀な人たちばかりなんです。だからこそ、当社の歴史を知ったうえでこれからもっと良い未来を作っていってほしい。温故知新の材料にしてほしいという思いですね。

そして3点目として、過去の歴史だけでなく、いま柏商会で働いてくれている彼らにクローズアップした社史にしたいという思いもありました。「柏商会はこれからこんなことをしていきたい」「我が社の若い人はこんな考えをもって、会社の将来のことを考えてくれていますよ」とか、柏商会の「いま」を写しておきたかったのです。

境社長 写真:境社長

どのような社史をお作りになったのでしょうか?簡単にご紹介ください。

100年史は、やはりシンプルに、記録であることに尽きます。歴史編(沿革)は、創業者の次男である先代(現・相談役)が記憶していたことや兄弟(伯叔父)がお持ちだった写真、私が経験してきたことなどを軸にして、時間順に書いています。それに続いて当社にとって意義深かった阪神・淡路大震災からの復旧事業を詳しく描いています。

企画編として、戦後の高度成長期に当社の歴史を拓いてこられた先代、および後を引き継いだ私から社員皆さんへのメッセージ。つづいて社員の座談会が3本あり、皆それぞれ思いの丈を語ってくれています。

そのあと思い出アルバムがあり、資料編で締めくくります。100周年にあたって本社社屋1階のシャッターをサイン事業部がデザインしてくれたので、役員集合写真をその前で撮影しています。 100年史は主として、希望する社員と重要な取引先にお渡ししています。

歴史編 写真:歴史編 画像を拡大
企画編 相談役インタビュー 写真:企画編 相談役インタビュー 画像を拡大
企画編 サイン事業部座談会 写真:企画編 サイン事業部座談会 画像を拡大
資料編 写真:資料編 画像を拡大

記録は最重要ではあるのですが、ぱらぱらと気軽に見てもらえるコンパクトな普及版も作りました。当社のことが簡単にわかってもらえる雑誌のようなものを目指して、歴史の記述は簡単にとどめ、「ようこそ、柏商会へ!」と題した部署紹介や社内イベント紹介、「もっと知りたい! 柏商会のシゴト」という現場密着ルポのような記事を組み合わせています。

表紙は、思い思いのスナップ写真を社員から寄せてもらってデザインしています。仕事風景のほか、ご家族と一緒だったり、趣味のシーンだったり、私自身はキャンプに行ったときのものを提出しました。

ようこそ柏商会へ! 写真:ようこそ、柏商会へ! 画像を拡大
柏商会のシゴト 写真:柏商会のシゴト 画像を拡大
『柏商会100年のあゆみ』の表紙(右)、裏表紙(左) 写真:『柏商会100年のあゆみ』の表紙(右)、
裏表紙(左)
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柏商会100年の軌跡 写真:柏商会100年の軌跡 画像を拡大

100周年記念ウェブサイトは、100年史の主な記事を転用したほか、オリジナルの記事も作りました。100周年記念ロゴ、大阪・関西万博公式ガイドブックに掲載した記念広告、大阪メトロ(地下鉄)の吊り広告、本社屋リニューアル、記念式典など一連の周年記念事業を紹介しました。

さらに8分で柏商会の歴史と展望を理解してもらえるムービーも作りましたが、これらデジタルものについては私は口を出さず、彼らに一任しました。本当に熱心に粘り強く取り組んでくれましたね。

当社もそうなのですが、建設業界はどの会社も社員の採用で苦戦しています。当社の場合は建設業界のさらに一部分となる「ガラス工事」ですけど、一般の方からしたら「ガラス工事って何?」ですよね。ガラス窓なんかあって当たり前であって、誰も気にも留めない。ですから建設業界に少しでも興味をもっている方がムービーやウェブ社史をみてガラス工事のことに興味をもち、「就職面接に行ってみようかな」と思ってくれたら、大変ありがたいです。

記念サイト 記念サイト
記念映像 記念映像

記念サイト
https://kashiwashokai.com/100th/
記念映像
https://kashiwashokai.com/100th/project/index.html#movie-box

資料が大変少なかったとお聞きしていますが、どのようにして乗り切られたのでしょうか?

資料がないのは最初からわかっていたので、そんなに立派な社史にはならないだろうと割り切っていました。しかし、せっかく作るからには出来る限り正しい記録にもしたいという気負いみたいなものもありました。キックオフ会議のときに出版文化社の皆さんが「資料はなくても何とかなります」と自信をもって言い切ってくれたことで、だいぶ気が楽になりました。

100年の前半、つまり昭和40年代くらいまでは資料はほとんど残っていませんでしたが、先代自身、先代の兄弟、つまり創業者の長男、三男が写真アルバムをもっていたり、記憶を書き留めていたことが大きかったですね。また当時取引があった方からも情報が寄せられて、写真や記憶が徐々につながっていく、歴史が形になっていく感じがありました。

柏商会の軌跡より 写真:柏商会の軌跡より

昭和40年代以降は相談役となっている先代に尋ねればおおよそのことはわかりましたし、私が入社した1989(平成1)年ごろ以降は自分自身でイメージをもっていましたので、形を作ることができました。

情報収集は経営層からだけでなくて、若い社員さんの熱心な協力にも助けられました。たとえば2018年9月に台風21号で被害を受けた関西国際空港や京都駅ビルの早期復旧工事、KF(Kashiwa Future) 会議設立の記事などは、そのプロジェクトを引っ張ってくれた若い社員たちへの取材によって、充実した記録とできたと思います。

紙の資料が少なくて本当に社史ができるのだろうか? と最初は疑問だった面もありますが、結果として当初には思いもしないほど充実した社史になりました。とりあえず動いてみれば何とかなるものですね。

NEXT:社史を作ることでどのような好影響があったのか? 編纂プロジェクトの果たした意義についてお教えいただきました。(続く)


お忙しいところ、ありがとうございました。

■株式会社柏商会


建築物に必要不可欠なガラス、サイン、カーテンウォールの設計・施工を通して、人々の心地よいくらしの創造に貢献しています。創業から100年。これからも時代のニーズにそった正道をあゆみ、お客様からの信頼を積み重ねることによって、関係する全員の幸福、より豊かな生活を追求し続けます。従業員数62名
【公式ウェブサイト】 https://kashiwashokai.com/
【社史ページ】 https://kashiwashokai.com/100th/

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