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表紙

『日本黒鉛工業100年史』

過去の歴史にあいまいな部分があったのですが、これが正の歴史になるんだね、と上司から言われたのが強く印象に残りました。

A4判 168頁 上製本 2019年11月発行

日本黒鉛工業株式会社
総務部総務課 米永 卓也様

社史をつくられるのは初めてだったそうですが、どのような経緯で編纂が決定されたのでしょうか。

50年史 本編1

米永:2019年に100周年を迎えるにあたり、100周年誌は作らなければならないという社長のアイデアがもともとありました。ちょうど良いタイミングで出版文化社様よりご提案を頂き、発刊のほぼ4年前にキックオフミーティングを行いスタートしました。

資料収集など、作業を進める上でご苦労はありましたか?

50年史 本編2

米永:創業当時の資料がなく、創立40周年記念誌というものが一番古い内容でした。また、その後も70年史~90年史とごく簡易な内容の年誌はありましたが、内容には写真もなく、単純な事実の羅列のみの内容であったため、ライターさんはストーリー化に苦労されたのではと思います。また、工場や作業風景の日常写真が無かった点にも苦労しました。

企画や構成において工夫された点・こだわった事、作業を進める上でご留意された点がありましたらお教えください。

50年史 挿絵

米永:内容、構成、レイアウトを決めていくうえで、他社数社分の周年誌は頻繁に目を通して参考にしました。また、会社書庫にある過去の株主総会議事録や登記関係資料などはすべて目を通しました。1945(昭和20)年に神戸の本社が空襲で焼失したのですが、当時発行された「焼失証明書」という資料が出てきたときは時代を実感しました。これは社史にも画像を掲載しています。

また、過去の自社製品で最終製品が一般の方にも広く名前を知られているものについては、当時の顧客の広報課へ掲載許可を頂くやりとりをさせて頂きました。先方での社内での確認にはご苦労をかけたと思いますが、許可の連絡を頂き、製品の画像やストーリーを掲載できることになった時は嬉しかったです。

作業を進めるうえでご苦労されたことなどがありましたらお教えください。

50年史 座談会

米永:本格的な社史を編纂した経験がなく、本編(歴史編)の文章ができ始めるまでは、形がみえずに本当にできるのだろうかという不安に駆られました。ゲラがあがってきて、ほっとしたのを記憶しています。

また、発刊のタイミングについて、100周年の記念式典の際にお客様に配布するのか、それとも今回の社史に100周年記念式典の内容を盛り込んでその後に配布するのかについては迷いました。どちらもありだと思いますが、弊社は結果として、記念式典の際にお客様へ配布させて頂きました。

制作を振り返って感じたことや反響など、ご感想をお聞かせください。

50年史 挿絵

米永:内容については良くまとめてくれたという声を頂きました。また、ケースや表紙デザインも斬新ですねと好評をいただいています。また、過去の歴史にどうしてもあいまいな部分があったのですが、本誌が完成後は、これが正の歴史になるんだねと上司から言われたのが強く印象に残っています。

これから社史をつくる方(企業様)へのアドバイスがありましたらお願いします。

50年史 挿絵

米永:今後の弊社にも言えることですが、こまめに画像や資料を保管できれば、かなり役に立つと思います。次にいつ作成するのかがわからないとなかなか実感がなく難しいですが「何年(何十年)後には社史を作成する」という意識があると良いと思います。

また、弊社の場合、要の編纂ミーティングには必ず社長や関係役員が出席して頂いたため、意思決定が迅速に行えたと思います。このミーティングのメンバー構成は、スムーズに進行するには重要なポイントと思います。

お忙しいところ、ありがとうございました。

■日本黒鉛工業株式会社

1919(大正8)年神戸で創業。黒鉛の精錬には豊富な水が必要になるため、その後すぐ水資源が豊富な滋賀県に生産拠点を設け、戦後は本社を大津に移す。原鉱石の精錬・粉砕から製品化まで一貫して手掛け、現在はリチウムイオン電池の分野などで研究開発に力を注いでいる。
http://www.n-kokuen.com

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