業界社史の研究 6. 化学業界編

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最初の頁は何か?  <口絵を考える>

技術を売り物にする企業が多いのか、資料編でもきちんと数字掲載をしているところが多いが、いくつか見せる工夫を凝らした企業もあった。

D社では、資本金推移や売上高・経常利益の推移・販売高推移等を一覧表とグラフで併記している。そのような表現であれば、概略や細かい数字の推移など読者は関心のある方を読むことができる。

同じように、F社では特許・実用新案等の出願数の推移を併記しているが、このグラフを見ると会社の研究活動がいつ頃活発だったか一目でわかる。

A社は、商品カテゴリーの変遷を横軸に、年度を縦軸に商品名を記して開発と消滅が一目でわかるように工夫している。同じ方法で国際事業、社会貢献活動、教育と福利厚生の進展を図示しているが、文字だけの年表を見るよりはその推移がよく理解できる。

I社では、営業品目一覧とともにその後に50音順に用語解説をつけている。読者にとっては親切な編集といえよう。

L社では提供してきたラジオ、テレビの番組一覧表とともに、社内報やPR誌を一つの項目として解説している。このような方法はそれらを本文や年表に組み込んでしまうよりはるかに見やすい。

変わったところでは、J社では年度ごとの商品別の販売比率をグラフ化している。これなどは、各商品の盛衰がわかって面白い。またある会社では、株価の動きを年度ごとのチャートで表しているが、このような表現は会社の社会的評価を知ってもらうためには面白い表現といえる。

いずれにせよ、資料の構成にはパッと見て分かることと細かい数字を記録することの両立が大事であり、そのための表現の工夫がいかに必要かということを痛感させられる。

 

口絵の項目

項目 A B C D E F G H I J K L
年表
組合員数推移
歴代役員名簿
組合組織図
協定書・規約類
賃金・賃上額推移
一時金推移
組合員名簿

 

項目 A B C D E F G H I J K L
定款
組織図
株式の状況
役員任期一覧
従業員数の推移
資本金の推移
貸借対照表、損益計算書の推移
製品名一覧(開発年度含む)
特許、実用新案等出願数の推移  
事業所一覧  
関連会社紹介
福利厚生施設
社内行事の写真
年表