国内屈指の社史蔵書を誇る神奈川県立川崎図書館

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聞き手

いつから社史等の収集を始められたのでしょうか?

青木

当図書館は、昭和34年に工業図書館を標榜して2番目の県立図書館として開館しました。まもなく産業都市・川崎に役立つように「商工資料室」が設置され、その一環としてJIS、特許資料、会社史・工場史・労働組合史や企業の製品カタログの収集が開始されました。

その後、昭和59年に社史が特殊コレクションとして独立、また平成10年には「社史資料室」となって開架式で一般の利用者に公開しています。

聞き手

現在、どれくらいの蔵書があるのでしょうか?

青木

全部をあわせると、平成13年8月末で11,600冊強です。現在も出版社や企業等からの寄贈があり、内容はどんどん充実しています。

聞き手

誰でも、自由に利用できるのでしょうか?

青木

公共図書館で開架式になっていますから、来館していただければ社史の閲覧は自由です。また、貸し出しも原則的にはほとんど可能です。県内在住で、来館できる方はごく一般的な「図書館カード」を作っていただくことで貸し出しの申し込みができます。来館は困難だが県内在住という方は、最寄りの公共図書館(市立等)経由で貸し出しの申し込みができます。県外の方でも、図書館同士の相互貸出制度を利用して最寄りの公共図書館経由で当館の蔵書を閲覧できます。

また、ホームページでもご自由に検索していただけますし、電話相談やFAX、メールによる問い合わせにもできる限りお答えしておりますので、お気軽にご利用いただけると思います。

大都市の公共図書館同士はコンピュータネットワークによる相互の検索機能が充実していますから、お近くの図書館に検索依頼をされることをお薦めします。そのうえで、当館にしか目的の本がないという場合は、その図書館に対して貸し出すことができます。

聞き手

どんな方がよく利用されますか?

青木

実に多様です。就職や何かの執筆のために企業のことを調べる人もいれば、趣味である特定のジャンルのことを調べる方もいます。また、専門の産業分野の場合はそのリーディングカンパニーを調べることが産業史を調べることにもつながります。

結局、市販の本ではわかりにくいことを調べる人が圧倒的に多いと思います。社史の場合、ほとんど「資料編」という項目があり、それが独特な情報源になるケースも多いようです。

聞き手

社史のことを調べるのに、川崎図書館以外で調べる方法にはどんなものがありますか?

青木

当館ではこれまで3回『社史・労働組合史目録』を刊行しましたし、出版社でもこれまで何度か社史関連の「総合目録」が発行されていますから、まず最寄りの図書館にそのようなものがあるかどうか聞くのがいちばんです。また、専門図書館、大学図書館等において社史のコレクションをされているところもありますから、そういったところで調べることもできます。さらに社史編纂を専門的にしている出版社もありますから、そういったところに問い合わせることでも情報収集は可能です。

■神奈川県立川崎図書館
〒210-0011 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-4
Tel.044-233-4537 Fax.044-210-1146
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp mail@klnet.pref.kanagawa.jp